イベント詳細
【 第十八回 いけだ薪能 】
日時:2017年5月20日(土) 開場 16時30分 開演 17時00分
会場:池田城跡公園 特設水上能舞台(大阪府池田市城山町3-46 / 阪急宝塚線池田駅より徒歩約15分)
(雨天の場合、池田市民文化会館へ会場を移し、開場17:30・開演18:00に時間を変更)
前売自由席 大人3,000円/学生1,000円/小中学生500円(当日は大人・学生のみ500円増し)
チケットは下記各所にて好評発売中
池田市民文化会館、池田城跡公園、池田市役所ローソンチケット(Lコード:53854) ほか
問い合わせ:いけだ市民文化振興財団 tel:072-761-3131
●演目紹介
・能 「高砂(たかさご)」
結婚式といえば「高砂」というくらい、広く人々に親しまれてきた名曲中の名曲です。
能を観たことがない人も「高砂やこの浦舟に帆をあげて…」といった謡いを聞いたことがあるのでは。
ストーリーは播州高砂と摂津の国住吉の松が夫婦であるという設定で、国を隔てて暮らす老夫婦の
仲睦まじさと長寿を讃えます。清らかさに満ちあふれており、素直に見て、聞いて、感じて楽しめます。
・狂言 「土筆(つくづくし)」
野遊びに出た男二人はお互いうろ覚えの和歌を披露し、間違いを指摘して馬鹿にし合います。
そして最後は取っ組み合いのケンカまでする滑稽さに思わず笑ってしまうでしょう。
・能「菊慈童(きくじどう)」
舞台は中国、魏の文帝の時代。菊花の咲き乱れる神仙境で暮らす、700年も歳をとらない
永遠の少年を主人公として不老長寿という人間の憧れを描きます。
エキゾティックなリズムの囃子にのった、のびのびとした舞いが見どころです。
☆自然豊かな美しい会場で伝統芸能を鑑賞
五月山の麓にある池田城跡公園は、美しい日本庭園となっており木々や季節の花が咲き誇ります。
新緑さわやかな5月の夕暮れ、美しく色を変える空の下での能鑑賞は悠久の昔にタイムスリップしたかの
様な体験です。夕刻からの幕開け、池田城を背景にかがり火で照らし出された舞台、
夜空に響く謡や鼓の音色・・・。新緑さわやかな夕暮れのひととき、あなたを幽玄の
世界へいざないます。
能は約700年の歴史を持ち、現存する世界最古のミュージカルと言われ、
優美な歌や舞いで人間の強さや弱さ、悲しみなど普遍的なテーマを表現する仮面劇。
地謡(じうたい)による荘厳なコーラスが場面進行を説明し、和楽器によるお囃子と共にクライマックスを
盛り上げます。能面や美しい装束も見所ですが、何といっても主役の華麗な舞いは見どころ満点!
それに対し、狂言は大きな演技とセリフで人間の習性や本質をするどく切り取って、おおらかな笑いに
する喜劇です。
☆17時からは五月山児童文化センター能教室の子供達による仕舞いと太鼓を披露します。
子供たちは大勢のお客様の前にとても緊張しますが、日頃の練習の成果を精いっぱい出しきります。